ホーム>スタッフブログ>当相談室の経緯⑧
スタッフブログ

当相談室の経緯⑧

増えるストーカー犯罪とDVとの共通点~現代人の病理か、しかし犯罪は犯罪として・・・~

 今までストーカーの問題をさまざまな角度から考えてきました。ストーカーの本質が明確化され、犯罪であるという視点が垣間見られたことと思います。

 昨年3月には、前年1年間に把握されたストーカー被害に関する統計が警察庁から出されました。2万2823件で過去3年連続最多、被害者の9割が女性、加害者と被害者との関係は、「交際相手(51%)」、「知人・友人(11.4%)」、警察による摘発件数は2473件(逮捕は2242件)、ストーカー規制法による摘発は613件(警告3171件、禁止命令149件)などでした。

 ストーカーの問題は、抑制力が効かない(止められない)現代人の心の問題でもあり、その限界域を乗り越えて止める(収まる)ことを知らない病理の問題(犯罪問題)にもなっています。しかし、誰かがどこかで適切に介入することによって未然に防止できる事象でもあるのです。この点は、DV(ドメスティック・バイオレンス・家庭内暴力)の問題にも直結しており、ストーカー問題と共通点が見出せます。身体的暴力に限らず、相手の思考や行動をも萎縮させてしまうほどの心理的暴力を伴い、相手の人権すら侵害してしまいます。これも明確に犯罪に相当します。

 これらのことを総合的に踏まえて考えてみると、交際相手の選定や別れ際の問題、問題が発生した際の対処法としては、「自分のみで解決しないこと」「早めに誰か適切な人に相談すること」が基本的な考え方になります。犯罪には厳として対処することが必要です。皆様が毎日を安全に安心して、しかも健康に過ごせることを心から願います。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.yamakou27.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/15

ページ上部へ