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世相観⑤

 やっと秋ばんできました。本当に今年の夏は暑かったというのが正直なところです。もう大丈夫でしょう。気温の高低はあっても、そう暑さが長引くものではありません。静かにゆったりと秋の夜長を楽しめるのも、もう少しです。今年の夏は「忍」の一字が似合いそうです。

 8月中の出来事、2つを提示したいと思います。一つは、「拘留中の容疑者が逃走」した事案です。大阪府富田林市の府警富田林署で、強盗致傷、強制性交罪などで起訴され、拘留中であった30歳の男が逃走し、未だに発見・検挙に至っていない状況です。逃走できたのは、弁護士との接見後に看守が監視を怠ったことが原因のようです。署の監視体制のお粗末さや看守個人の甘さや軽率さ、また組織の申送りや、きめ細かい署員同士の共有のなさが原因になるでしょう。それにしても、今どこで何をしているのでしょうか。一般市民のなかで平然と生活しているのでしょうか。それとも、どこか空き家等で外にも出ずにじっとたたずんでいるのでしょうか。衣食住は、着替えや銭湯や日常生活は、どうしているのでしょうか。もう1カ月以上が経過しています。市民の関心も薄れ、道程で彼にすれ違ったとしても、容疑者とは察知できなくなっているかもしれません。この間、窃盗等の行為が頻繁にあったことも想定されます。一般市民に混じってしまえば、彼も普通の市民になりきれるかもしれません。次の犯罪を引き起こし、市民を巻き沿いにしなければいいが・・・と、危惧します。警察の厳戒検挙体制をかいくぐって逃走している彼は、やはりしたたかとしかいいようがありません。警察の継続捜査や市民の通報協力によって、一日も早く検挙されることを願ってやみません。

 二つは、大変喜ばしいお話であると同時に、なかなか、まねのできないことです。山口県周防大島町で行方不明になっていた2歳男児を、その3日後に、大分県から探しにかけつけた高齢の男性が山名で発見したというものです。わずか数日で発見できたわけですから、その勘の鋭さと幾多の経験に誰しもが感服したことでしょう。警察の捜索隊でも発見できなかったわけですから、ボランティア活動といえども、大変な活躍をし、表彰に値するものでした。時間と労力、気力・体力を男児の発見に投入しようとしたことだけでも、この男性のよき人生を物語っています。好き嫌いで、できるものではありません。人助けの精神そのものに、見習うものがあります。それにしても、2歳の男児が一人で夜の山中をさまよって、無事であったことは、この子の生命力の強さにも驚かされます。この事案の双方からも、生きていく何かを感じ取ることができます。本当にいい話と、これからも伝えられていくことでしょう。

 7月、8月は所用のため、相談室での相談受理はご遠慮させていただきました。その代わりに、電話相談やメール相談で対応し、事なきを得ました。ありがとうございました。涼しくなりましたし、また相談室での相談受理も再開していますので、気軽においでください。早期相談で早めの対応を願っています。

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