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世相観⑧

 今日は、11月中に起きた事案を二つとりあげ、考えてみます。一つは、自分の役員報酬を実際より50億円余り少なく有価証券報告書に記載したことで、日産会長のゴーン氏が逮捕されたものです。年収が数億円であれば、これは人並みならぬ金額と思うのですが、数十億円というわけですから、いやはや何とも驚きというよりも、唖然とするものがあります。同じ人間でも、こんなにも違ってしまうわけですね。一般人にしてみれば、考えられないことです。それにしても、金欲や権力欲・支配欲の強い人間の仕業であることには、間違いないことです。また、自分さえよければ・・・という自己保身の考え方が背後にもあるのでしょう。また、そういう人間の悪は正当に処罰されなくてはいけませんが、周りの幹部たちにも何も言わせない体質・組織・集団・環境も困ったものですね。誰かがどこかで、勇蛮を持って悪の膿を取り除くことが出来なくては、なりませんね。そういう組織体制ではなかったことも、大きな問題であったということが言えましょう。この件で、西川社長は記者会見で、「長年のゴーン統治の負の側面と言わざるを得ない」と述べています。誰もゴーン氏には、何も言えないでいたのですね。悪いことと感ずいていても、手足が出なかったわけで、みんな自己防衛で身を引いていたのでしょう。支配欲や統治欲の強い人間は、これを幸いにますます悪(不正)を重ねていくのです。負の側面をそのままにせず、組織で早期に対応していかなくてはなりません。そうしないと、いい組織、いい企業は育たないでしょう。いつかは、最大の危機を迎えることになります。そして、取り返しのつかないことにもなります。やはり、トップには、末端で(現場で)まじめに働く社員一人一人を心から尊重し、単に言葉で飾るのではなく身をもって、本気に成長させようという意気込みと人間愛のある人がなって欲しいと痛感します。

 もう一つ、これは事件ではありませんが、大相撲九州場所で初優勝を果たした小結の貴景勝は記者会見で、「最初で最後にならないよう、ますます頑張っていかないといけない。相撲の質を高めて全力を出し切りたい」と抱負を語っています。これからが勝負なんですね。これで終わってしまえば、この優勝は横綱がいない場所であったから、たまたま・・・、等々、言われてしまうでしょう。彼はそれがわかっているのでしょう。最初が肝心、これからも精進して優勝に匹敵するような相撲を取らないといけない、プレッシャーもかかりますが、まだまだ若いのです。彼にはそれができる根性や冷静さ、謙虚さ、素直さがあるわけですから、期待も大きいと思います。初心に戻ってもう一度・・・かなりの勇気と根気が必要になります。しかし、自分が本当に生まれ変わり、今までの自分とは違うウマ味を出し、正々堂々とこの世で、この社会で生き生きと活きていきたいならば、そうする努力が必要になりましょう。過去にとらわれることなく、わだかまりを払拭して、誰をも憎むことなく、自分が折れて相互に話し合う機会を設け、真っ白な自分からやり直す、いいことですね。それができるように、相談室ではお手伝いをしています。

 

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